Sketch Note

コウメさんが旅立ちました

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こちらにずっと記事を書けずにいました。

4月にコウメさんが粗相をするようになり
いよいよきたか?老化!
いやいやまだ12歳にもなってないのに
早くも老犬介護なんかなあと思っていましたが
検査結果は肝臓が悪くなっていて
そのあと肝臓が快方に向かって
なのに腎臓も悪くなって
12のお誕生日に急転、いきなり引きつけて前庭障害になり
歩くことができなくなり後遺症が残り
それも落ち着いた頃また歩けるようになり…

獣医さんに通うのもおかしなもので
かつて赤ん坊だった子どもたちを抱えて外出してたときのように
片手で10キロのコウメさんを抱え
車のドア開けたり鍵閉めたりで子育てデジャヴ。
嫌がって逃げるコウメさんを追いかけつつ
オムツをはめるのもデジャヴ。

手際いい私に「おかーさんすごいわあ」と感心されるも
そりゃ何たってあんたたちを育てたからねえ。慣れっこよー。

そのうち娘も息子もいつの間にか
「しゅたっ!」とオムツをつけられるようにスキルアップ。
いつか将来役に立つわよーって笑っていました。

ちゃんと食べてよーもー贅沢なんだからーとか
「やった!コウメが立った!」とか
全然悲痛になってない看病生活でした。
おしっこ失敗してもしょーがないし
サクサク、本当に嫌な顔一つせず
あと片付けしてました。子どもたち。



コウメさんの闘病記見たいのをちょこちょこ書いていました。
そのうちアップしようと思いながら
バタバタと病状が変わる中で後々になってしまって
でもきっとこの闘病生活は長くかかるであろうと思っていました。
そのうちアップして
「コウメ婆の闘病日記」とかいうカテゴリを作っちゃおかなと思ってました
このまんま老犬介護になるかもなーとか………

まさかこんなに早く終わるなんて思いもしなかった…

初めの肝臓から2ヶ月
前庭障害から2ヶ月
4ヶ月の闘病生活でした。

7月24日午後11時半
コウメさんは旅立ちました。
12歳2ヶ月でした。

一度は片寄りながらも歩けるようになり
食事もものすごい好き嫌いをしながら
美味しいものを少ししか食べないとゆー老犬ならでは?なワガママを振り回しながら
それでも一進一退
良くなり悪くなりを繰り返し
こうして介護を繰り返しあと数年は生きていくはずでした。

どんどん食欲がなくなり
とりあえず脱水だけはしないように点滴を受けに行き
土曜日、どうしても家族全員仕事で付いていられないから
半日入院で獣医さんの見てもらい
日曜日、
やはり何も食べなく弱ってきていて
午前中は頭を持ち上げてお水を飲んでいたりもしたけれど
午後からは子供達とかわりばんこに
口元に小皿にほんの少し入れた水を持って行き、ペロペロ舐めさせて
水分を取らせていたけどかなり弱っていて
月曜日朝一に病院に連れてって
栄養剤でもなんでも入れてもらってしばらく入院させようと思ってました。
しんどそうな動画を撮って
明日こんな様子だったと先生に診てもらおうと…

その晩11時半
呼吸が止まりました。

お風呂に入っていた私のところに
明日の朝早いしーと寝てた息子のところに

娘が大きな声で半泣きで叫びました。

「おかーさん!コウメさんが息してない!」

娘は「嫌だ、コウメさん嫌だ!」を繰り返し
泣きまくって叫び
息子はなんだか良くわからないという表情で
「コウメさん、コウメ」と呼びかけ
私はシャンプーもろくに流してない頭で
バスタオルだけ巻きつけ水を滴らせながら
「コウ!コウメ!」と叫び

でもコウメさんは戻ってきてくれませんでした。

とりあえず服を着て戻ってきたときには
排泄物にまみれ、コウメさんを抱え泣く娘と
所在無く座ってる息子がいました。

現実的に彼らは月曜日仕事があり
しばらく泣いてから
排泄物を片付け、きれいに洗って拭いて
子どもたちを明日があるからと2階に追いやり寝かせ
ダンボールにしつらえたクッションに
この季節だから、冷たくてごめんねと謝りながら保冷剤を詰め

私は一晩中一緒にいて
どんどん襲ってくる後悔や
全然とまらない涙の中、
友人に辛い気持ちを吐き出し
別の友人に明日からの段取りを聞き
朝になってからやることをメモり

気がつくとものすごく美しい朝焼けが広がっていて
私一人で少し外を歩いてみました。

中型犬だから朝夕合わせて1時間以上お散歩が必要だったから
ロングコースと
雨が嫌いなコウメさんがすぐ帰りたがったり、
仕事であまり時間が取れないときに歩いたショートコース

大好きな草の生えてる道も
この数ヶ月が家の前を行ったり来たりするのがせいぜいで
それでも意地汚くかじって歩いた草は
ちょうど口の位置にかじられたあとがまだ残っていて
涙が止まりませんでした。

昨日から「ごめんね」しか出なかったのは
土曜日にだいぶ弱ってるのを見て獣医さんが
このまま入院させる?と迎えに来た娘に聞いたらしく
私に相談なく決めることができないので
一旦連れ帰ったという話を思い出したからでした。
入院させておいてもらった方がよかったんじゃないかと
何度も何度も後悔しました。
そうしたら1日でも長く生きられたかもしれないのに、と。

でも一晩中そばにいて考えが変わりました。
もちろんこれは人間の勝手な解釈ではあるのですが
もし寿命が変わらなかったとしたら
家族みんなで見てあげることができた最後の1日は
とても幸運なことだったと思いました。

たまたま私もイベントがなく、
ちょこっと外出したりしながらも常に彼女を気にかけ、
うちでみんながいる部屋で
しんどい息をしながら横になってるコウメさんに
かわりばんこに添い寝して撫でて
口元に少しずつお水を運び
あんまり飲んでくれないねーとか言いながら顔を覗き込み
抱っこして体の体勢を変えてやったり
常に誰かがいる状態であった1日は本当に幸運だったなと。

気がついたら呼吸が止まっていた、と娘が言ってました。
つまりあまり苦しまないで、痛い思いもしないで逝けたのかもしれません。

それでもあそこでこうしてあげたらよかった、なんであのときこうしなかった
いっぱいまだ後悔はあります。

しんどくなってからでも
歩けてるときは常に仕事場にヨタヨタ歩いてきて
私の足元でいびきかきながら眠っていたコウメさん。
足でグリグリすると気持ちよさそーにしてたコウメさん。

写真は通院のときに撮ったもの。
大っ嫌いなケージを外して助手席に乗せて獣医さんに通いました。
車が大嫌いなのでウィンカー出すたびに吠えまくり
耳がうわんうわん言いました。
クッション置いて助手席に座らせたら結構機嫌良くて
ベンチシートなんで私の足に寄り添って大人しくしてることもありました。
写真はゴキゲンさんな奇跡の1枚。

もうこの笑顔が見られないのが
心底寂しいです。

でもありがとうと伝えたい。

12年、私たちのそばにいてくれてありがとう。
貴女がいなければ
息子は度重なる転校の孤独から救われなかった。
慣れない学校から帰宅して、お腹にコウメさん乗せて
よくじーっと茶の間で転がっていた光景が思い出されます。
その時もわっしわっしのムツゴロウさんみたいな息子の愛情表現のときも
「もーどーにでもして」と投げやり〜な表情で
されるがままになってましたね。

そういえば今回夜寝る時まで
「暑い時期やしあんまりそのままにしといたらダメなんじゃない?」と
全く表情も変わらず冷静に見えた息子でしたので
そんなにこたえてないのかなと少し思いましたが
朝、起きてきてダンボールの中のコウメさんを見た途端に号泣してました。
「俺、昨日涙も出なくて、死んじゃったんやって思っても悲しいとかそんな感じじゃなくて
俺って冷たい人間なんやなーって自分で思ってんけど
起きてきてコウメさん見て、本当におらんがやって思ったら…」と
朝から泣き通しでした。
でも社会人。仕事に行かなければなりません。
目を真っ赤にして出かけて行きました。


娘は誰よりも貴女を愛してました。
一番コウメさんのことでムキになるし、
子宮膿腫になった時は泣いちゃって仕事場で仕事にならない状況になったらしい。
うちの子一番で写真はいっぱい持ってて
彼女の悲痛な「嫌だ!嫌だ!」の声が本当に悲しかったです。
汚れるのが何より嫌いだったのに
排泄物まみれになってもコウメさんを抱えて離しませんでした。


私はいつも忙しくて彼女には寂しい思いをさせたのかもしれません。
病気になってからは本当に一緒にいる時間が長く
常に彼女は横にいるような状態でした。
そう思うと、この数ヶ月はお別れの時間だったのかもしれないなと思います。

いろんな後悔ばかりがあとをたたないけど
感謝だけは伝えておきたい。

ありがとうコウメさん。
不甲斐ない飼い主でごめんね。
ほんとにごめんね。

明日、娘が休みとれたら二人で
山の上のお寺さんで供養してもらってこようと思います。
高くて眺めのいい場所で気持ち良く走ってもらいたいな。
お腹すいてるだろうから、美味しいものいっぱいもたせてあげようと思います。
くいしんぼだから…


長々と書きましたが
まだ涙が止まりませんが
彼女がいてくれて本当にしあわせでした。
またいつか、会えるのを楽しみにしたいと思います。

ご心配してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

しばらくこんな感じで落ち込みますけど
またいつかコウメさんのエピソードとか、描けたら載せていきますので
その時は付き合ってくださいませ。
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by joribox | 2016-07-25 12:26 | 親バカ

こんにちわ、ほんだじょりです。イラストレーションを生業としてます。
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