2011年 03月 07日
昨年からコラムの挿絵をさせていただいてますが
コラムニストは俳優の篠井英介さんです。
金沢出身の役者さんで
もともと私の大好きな役者さんです。
彼の書く文章は優しく丁寧で
芸に対する至情や、周りの人に対する愛情。
いろんな感謝が感じられて
優しい気持ちになりますし
地元に対する畏敬も感じられて
金沢の町をあらためて好きになります。
友人でも東京や大阪に出て行った人で
「金沢なんか田舎で戻る気にならない」とか
「だから金沢は嫌いなんや」という人もいます。
ずっと地元で地元を愛してきたものにとっては
それを聞くたび、本当に悲しくなります。
もちろん金沢にもいいところいやなところあるんですけど
それたらひっくるめて愛してる人間には
生まれ育った金沢をそこまで嫌われるのはやはりさみしいものです。
篠井さんは金沢に生まれ、育ったことを
誇りに思い、自分のベースになってると書かれていました。
そのことが本当に嬉しかったです。
今回金沢で講演を行うということで
ご招待いただきました。
思っていた篠井英介さん像とちょっと違って
もっと神経質というか、
ストイックにお芝居をやってらっしゃるのかと思っていたんですが
意外なほど飄々とナチュラルで
役者「篠井英介」と個人の「篠井英介」を
うまく生き分けてらっしゃる感じ。
舞台でのことを後で話題にされても、
実は自分はよく覚えていないことも多いとか。
そういえば、余談ですが先日高校時代の先輩に誘われて
pnishプロデュース「黄金仮面」を見に行ってきたんですよね。
先輩が小西遼生さんのファンで。
個人的にはちょっともうついて行けないスピード感で、
いまいちな感想だったんですが。
先輩は公演が終わってから小西さんとお会いするタイミングがあったとかで
舞台のヒロインの役名が先輩の名前と同じだったので
その名前を小西さんが連呼するのにときめきまくってた先輩、
サインをもらいながら
「○○○って呼ぶ小西さんの台詞にドキドキしました!」
と感激して言うと
小西さん「???」となんか良くわかってなかったみたいだったそうで
ちょっとがっかりしてたら
後で古参のファンの方が
「ウン^^;;小西くんて、ちょっと天然入ってるからね」
と言ってたそうで。
なんかそれを思い出してしまった。
舞台の上の役者さんと降りた役者さんは別の人てこと、意外とあるのかもなあ。
篠井さんのそれとはたぶん違うんだと思うんですが
うん…篠井さんのは「天然」より「冷静」な感じ。
舞台の上では自分の生かされる立場を理解し、
自分の役割も理解した上で演じる、とても何ていうか、
本能よりも理性で演じるタイプの方らしい。
職人なんだ、この人は…
それこそまさに「芸」の道を歩む人なのかもしれないですね。
現代劇の女方という立場を自分自身で確立して、
そしてそこで本領発揮されてる。
篠井さんのお話は
もちろん芝居に対する情熱は人一倍あるし、
そのための努力も人一倍されてるんだけど
それは彼に取ってある意味当たり前で、息をするの、水を飲むのと同じ行為で。
背伸びせず、無理をせず、
でもちゃんと自分という誇りを持って
生きてらっしゃるのがとても柔らかく伝わってきて
それが私の理想というか、とても目標にしたい生き方そのものだったので
ますます好きになりました。
講演が終わってから、ダメ元で
受付の方に招待券のお礼もしたいということで
お会いしたいと伝えたら
少しでしたら…ということで通され
実際の篠井英介さんにお会いできました!
思っていたより背が高く
とても素敵なスーツを着こなしてらして
時間に間に合うよう、仕事を必死でかたづけて
着るものもメイクも中途半端で駆けつけた私はひどく恥ずかしかったです。
コラムでイラストを担当させていただいてることを伝えると
「ああ。じょりさん?」
といってすごくにこやかに笑いかけてもらって
もう、舞い上がってる私。
とても楽しみに毎回描かせてもらってることをお話しして、
篠井さんも気さくにいろいろお話ししてくれて、
ホントにホントに嬉しかったです。
順番を間追ってる方がいっぱいいらしたので、ほんの数分でしたけど
またいつかゆっくりお話しできるといいなあと思いつつおいとましました。
今回の挿絵のプリントアウトも持参したので
カラーで見てもらうことが出来て
喜んでいただけて良かったです。
………がしかし。
握手してもらえば良かったとか
サインもらえば良かったとか
写真撮ってもらえば良かったとか
………あとあとミーハーな後悔に襲われてます……
だって……舞い上がっちゃったんだもん。
またの機会に金沢においでたら
また会えるといいなと心から思うのでした。
篠井英介さん
コラムニストは俳優の篠井英介さんです。
金沢出身の役者さんで
もともと私の大好きな役者さんです。
彼の書く文章は優しく丁寧で
芸に対する至情や、周りの人に対する愛情。
いろんな感謝が感じられて
優しい気持ちになりますし
地元に対する畏敬も感じられて
金沢の町をあらためて好きになります。
友人でも東京や大阪に出て行った人で
「金沢なんか田舎で戻る気にならない」とか
「だから金沢は嫌いなんや」という人もいます。
ずっと地元で地元を愛してきたものにとっては
それを聞くたび、本当に悲しくなります。
もちろん金沢にもいいところいやなところあるんですけど
それたらひっくるめて愛してる人間には
生まれ育った金沢をそこまで嫌われるのはやはりさみしいものです。
篠井さんは金沢に生まれ、育ったことを
誇りに思い、自分のベースになってると書かれていました。
そのことが本当に嬉しかったです。
今回金沢で講演を行うということで
ご招待いただきました。
思っていた篠井英介さん像とちょっと違って
もっと神経質というか、
ストイックにお芝居をやってらっしゃるのかと思っていたんですが
意外なほど飄々とナチュラルで
役者「篠井英介」と個人の「篠井英介」を
うまく生き分けてらっしゃる感じ。
舞台でのことを後で話題にされても、
実は自分はよく覚えていないことも多いとか。
そういえば、余談ですが先日高校時代の先輩に誘われて
pnishプロデュース「黄金仮面」を見に行ってきたんですよね。
先輩が小西遼生さんのファンで。
個人的にはちょっともうついて行けないスピード感で、
いまいちな感想だったんですが。
先輩は公演が終わってから小西さんとお会いするタイミングがあったとかで
舞台のヒロインの役名が先輩の名前と同じだったので
その名前を小西さんが連呼するのにときめきまくってた先輩、
サインをもらいながら
「○○○って呼ぶ小西さんの台詞にドキドキしました!」
と感激して言うと
小西さん「???」となんか良くわかってなかったみたいだったそうで
ちょっとがっかりしてたら
後で古参のファンの方が
「ウン^^;;小西くんて、ちょっと天然入ってるからね」
と言ってたそうで。
なんかそれを思い出してしまった。
舞台の上の役者さんと降りた役者さんは別の人てこと、意外とあるのかもなあ。
篠井さんのそれとはたぶん違うんだと思うんですが
うん…篠井さんのは「天然」より「冷静」な感じ。
舞台の上では自分の生かされる立場を理解し、
自分の役割も理解した上で演じる、とても何ていうか、
本能よりも理性で演じるタイプの方らしい。
職人なんだ、この人は…
それこそまさに「芸」の道を歩む人なのかもしれないですね。
現代劇の女方という立場を自分自身で確立して、
そしてそこで本領発揮されてる。
篠井さんのお話は
もちろん芝居に対する情熱は人一倍あるし、
そのための努力も人一倍されてるんだけど
それは彼に取ってある意味当たり前で、息をするの、水を飲むのと同じ行為で。
背伸びせず、無理をせず、
でもちゃんと自分という誇りを持って
生きてらっしゃるのがとても柔らかく伝わってきて
それが私の理想というか、とても目標にしたい生き方そのものだったので
ますます好きになりました。
講演が終わってから、ダメ元で
受付の方に招待券のお礼もしたいということで
お会いしたいと伝えたら
少しでしたら…ということで通され
実際の篠井英介さんにお会いできました!
思っていたより背が高く
とても素敵なスーツを着こなしてらして
時間に間に合うよう、仕事を必死でかたづけて
着るものもメイクも中途半端で駆けつけた私はひどく恥ずかしかったです。
コラムでイラストを担当させていただいてることを伝えると
「ああ。じょりさん?」
といってすごくにこやかに笑いかけてもらって
もう、舞い上がってる私。
とても楽しみに毎回描かせてもらってることをお話しして、
篠井さんも気さくにいろいろお話ししてくれて、
ホントにホントに嬉しかったです。
順番を間追ってる方がいっぱいいらしたので、ほんの数分でしたけど
またいつかゆっくりお話しできるといいなあと思いつつおいとましました。
今回の挿絵のプリントアウトも持参したので
カラーで見てもらうことが出来て
喜んでいただけて良かったです。
………がしかし。
握手してもらえば良かったとか
サインもらえば良かったとか
写真撮ってもらえば良かったとか
………あとあとミーハーな後悔に襲われてます……
だって……舞い上がっちゃったんだもん。
またの機会に金沢においでたら
また会えるといいなと心から思うのでした。
篠井英介さん
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by joribox
| 2011-03-07 19:44
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