Sketch Note

秘密のお店

友人といつもの飲み屋で 
したたか飲んで食べてしゃべったあと 

飲み屋さんてどうしても冷たい飲み物が多いので 
温かいコーヒーが飲みたくなって、ミスドに寄りました。 
 
がしかし満員御礼。 
やむなく友人たちと子どもたちのお土産だけ買って 
コーヒーを求めてさまよい歩く、片町午前0時。 
 
深夜ずっとやってる、私たちの年代にはなくてはならない喫茶店 
「オーレ」がつぶれてた。
友人いわくずいぶん前だよ?とのこと。 
うっそ、ショック…
何度も何度もここで朝方まで話し込んだりしたのに。
けっこうメニュウも美味しいものが多かったのに。
 
こうやって私たちの若かりし頃の思い出の店もどんどん無くなっていくんだなあ… 

しかし,こうなると,単にコーヒー飲める店って案外無い。 
ペーパームーンまで行こうかと思ったけど、ここからはけっこうあるので
池田町のバルバールへ。
あそこならコーヒーくらい飲めるんじゃないかな。
 
ところがもうしまい時間で閉店。 
 
むう… 
ついてない〜〜〜〜〜

しかしこうなると意地でもコーヒー飲みたい。
 
するとぽつんと明かりがともる店が。
カフェという文字がある。おお。 
 
カウンターだけの小さなお店。 
ああここ,この前通って、なんの店なんだ?と気になってたとこだ。 
 
「コーヒー飲めますか?」と聞くと
「どうぞどうぞ」とマスター。 
 
わあ,やっとコーヒーにありつける。 
 
3人でカウンターに座って,ほっと一息。 
しかし店内、ものすごいごっちゃごちゃにいろんなグッズがあふれる。 
 
パンチ繰り出すパンダの人形や, 
フィギュアというよりなんかのおまけみたいな人形。 
ドラクエファンならあこがれのモンスター、メタルキングスライムの超合金。 
 
こ・これ欲しい、マジで…………… 
思わず手に取ってしまい、なでなでしてしまう。
 
バイキンマンもありーの、どっかの民族ものありーの、クラフト系ありーの… 
 
これってマスターの趣味なんですかあ? 
 
 
「癒しグッズです…」とマスター。 
 
………………苦笑いする私たち。 
 
 
「ここは秘密のお店なんです…」とマスター。 
 
 
 
 
 
 
 
…………大通りに堂々と建ってるんですけど^^;;;; 

 
 
 
「気まぐれで開けてるんで、あんまり人に知られたくないんです。宣伝もいっさいしてません…」 
 
 
 
…………大通りに堂々と(以下同文) 
 
 
「あんまり忙しくなるのがいやなんで…」 
「ここは秘密の店なんで…」 
 
 
あくまでそう言い張るマスター。 
馬鹿ウケする私…がしかし、
いたってマスター真面目っぽいのでぐっと笑いをこらえて表に出せず。 
 
 
「ここはコーヒーマイスターの店なんです…」 
 
ほーそうなんですか。 
そう言えばいっさいメニュウがないんですけど。 
 
カウンターに座るとなんの注文も聞かれないまま 
コーヒーが出されました。 
 
少しぬるめのコーヒー。 
 
「一杯目はあんまり熱いのじゃない方がいいんですよ…」とマスター。 
 
ちなみにいちいち台詞のあとに「……」をつけてるのは、 
マスターの口調がいかにもそう言う感じだからです。 
 
最近コーヒーをブラックで飲んでなかったんで
え〜と躊躇したんだけど、一応出されたままブラックで一口。
 
コーヒーマイスターさんだそうだし、 
一口目はやはり砂糖とか入れない方がいいのかなと。 
この時点で相当ビビりながらコーヒをいただいてる私。
 
飲みやすかった。ほっと息をつく。 
ふむ。これならブラックでいけるな。 
 
マスターは後ろの棚のコーヒー豆の入ってる瓶を指差して 
 
「これはこの瓶のコーヒーです…」という。 
 
瓶には銀の星のシールがひとつ貼ってありましてね。 
同じような瓶がいくつもあって、星の貼ってあるのは4つ。 
それも星の数は1個から4個の4種類。
マスターがブレンドしたものなんですか?と聞くと

「あたりまえです…」
「これは無農薬のコーヒーなんです…」 
 
マスターの気分でこの日出すコーヒー豆を決めるんかなあ…と思いながら
ぬるめのコーヒーを飲み干すと
すかさず空いたカップに熱めのコーヒーが注がれました。
一応言っておきますがこれも注文した訳ではありません。

そして自家製パンとやらが暖められて出てきた。
これももちろんメニュウにある訳でも注文してる訳でもないのですよ。
 
出されたものは美味しくいただくのは私のモットーなので
パンをいただきながら,今度は熱いコーヒーをいただく。
さっきのコーヒーと違うフレーバー。バニラっぽい香り。へえ。
これも飲み干すとすかさずお変わりを注がれる。
 
そう、自分のカップが空くと次々と違うフレーバーのコーヒーを注がれるのだ。 
まさに「わんこそば」ならぬ「わんこコーヒー」状態。
 
うわあ。 
選択肢無しな訳ね。 
しかし違ったフレーバーのコーヒーが物珍しく, 
結局4種類全部のコーヒーをいただくことに。 
 
お腹いっぱい,コーヒーもいっぱい。 
 
合間に交わされるマスターとの会話がまた, 
けっこう突っ込みどころ満載なんだけど 
おもしろくって最後まで心の中で馬鹿ウケな私。 
 
 
これでお会計お一人様1コイン。500円。 
 
完全に道楽でやってませんかね、店。 
 
 
 
そしてあくまで 
「秘密の店なんです…くれぐれも誰にも話さないように…」と念を押すマスター。 
 
 
………大通りに(以下同文) 
 
 
 
ひとかた笑ってさて帰りましょうということで外をみると大雨。 
そこで友人と別れてタクシーで帰宅。 
 
あんまりおかしかったんで 
タクシーの運転手さんとさっきのコーヒー屋さんの話をしてたら 
 
「いやあ,あの店,開いてたり開いてなかったりするよ~~~」 
 
あ~気まぐれでやってるっていってましたよ~ 
 
「そうやろー。商売になるんかなあと思とった~」と運ちゃん。 
 
 
 
 
マジで道楽の店なんですかい。 
しかしあれだけ「秘密」を連呼しながらマスターがくれたカードには
しっかりランチタイムも営業してると書いてあるし^^;;;;;;; 
どこまで本気でどこまで冗談なんでしょ?? 
 
ブログに書いていいもんか迷ったけど,これは皆さん、探していってみてくださいな。
 
あくまで秘密の店らしいからこっそり……… 








………大通りに(以下同文)
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by joribox | 2009-03-17 22:12 | Talk

こんにちわ、ほんだじょりです。イラストレーションを生業としてます。
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