人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Sketch Note

jorisketch.exblog.jp

羽根の禿

羽根の禿_b0020028_19434653.jpg

先日の篠井英介さんのコラムのイラストです。

一昨年、ちょっと思い立って和風なイラストを描き始めました。
黒を綺麗に生かした絵を描きたくてはじめて見たんですが

これが楽しいんですねえ。

主に禿や下働きの少女を題材に描いてました。
つまりは花魁や女郎になる前の
少女から女になる手前あたりの絵で
クロッキー帳やスケッチブックはそれでけっこういっぱいになりましたし
ちょいとエロチズムを意識したものもあったり、
初潮をテーマにしたものもあったりで

私にしては珍しい方向性で描いていました。
残念ながら皆さんの目に触れる機会はなさそうですが

とまあ、今回のテーマはまさにハマりな絵だったので、
どう描こうかけっこう悩みました。

可愛らしく上がったんじゃないかと思います。
けっこうお気に入りです。
# by joribox | 2011-03-24 20:44 | Work | Comments(0)

日々。

息子は卒業してからこっち、何ともぐうたらな毎日を過ごして
首までこたつに浸かっては動画見たりゲームしたり本読んでたりしています。

家で忙しく働くもんにとっては非常にうざったく思えるんですが
まあ一週間くらいは多めに見てやろうと放置してます。
来週からはびしばしこき使ってやる………

娘の方はまだまだ研修所は休みでは無かったのですが

昨日、卒業式と卒業生追い出しコンパがあったそうです。
ここの研修所の宴会は
近くに宴会できそうなお店が無いからかもしれませんが
公民館で手作りの料理を持ち寄って行うというとても手作りなもので
2日も前から料理の仕込みをしてたりで帰宅が遅かったです。
楽しいなあ。

ちょっと疲れがたまっていたのか
早くに床についてた私を真夜中に帰ってきて起こした娘は
どれだけ楽しかったとか
あこがれの作家さんも自立支援工房から出て行くので参加されてたとかで
2ショットの写真を撮ってもらったとめっちゃ喜んでました。

彼女のあこがれの作家さんとは山下紫布さんと言って
東茶屋街にある
縁煌(えにしら)さんというクラフトショップに器を見に行った時から
娘が今の研修所に入る前から母子してファンなのです。
以前の縁煌(えにしら)さんの記事はコチラ


今年から東京の方に移られるそうで
なかなか後輩たちも会う機会も無くなりそうです。
でもこの一年いろいろ近くで見ることが出来たと
とても良い環境だったそうですね。

素敵な先輩たちは卒業して行きますが、
この先は彼女たちがその素敵な先輩のあとをまかされるんですよ〜〜
がんばってくれたまえ。




先に不安はいろいろあるけど
でもそれぞれの次のステップがある。
今を一生懸命にがんばってみよう。

まずは笑顔で。

日々。_b0020028_763863.jpg

# by joribox | 2011-03-19 07:07 | 親バカ | Comments(0)

金沢市よりのお知らせ

金沢市の方でも義援金や物資の受付を始めたようです。

東北地方太平洋沖地震に対する義援金について

東北地方太平洋沖地震の救援物資の受け付け

被災地の映像を見て何も出来ない…と思ってた方、
こちらでいろいろ受け付けてるみたいです。

リンク先でよく確かめて役立ててもらいましょう。


くれぐれも個人でなんとか…という行為は今は自粛しましょう。
阪神大震災のとき個人の物資やボランティアが
どれだけ邪魔になったのかは問題になりましたね。

被災地の皆さんの心を温めてあげることはこの先いくらでも機会はあるでしょう。
今はその時期ではないというだけです。


あとはその時まで自分のことを一生懸命しましょう。
出来ることなんて限られてます。
この先災害支援のためとかでいろいろ負担をかぶることがあっても笑って耐えられるように。

被災地は今だけ援助が必要なんじゃありません。これからが必要なんです。




そしてグラビアアイドルさんのブログ、粋な募金
「大人の千羽鶴」

これはまねしたいですね。

まずはお金ですね。たぶん。
# by joribox | 2011-03-16 08:40 | Comments(4)

卒業

きのうまでの冷え込みが嘘のように青空が広がりました。
最高の卒業式日和。


「手放しでは喜べないね」

昨日からの東北地震からの災害状況を
時間を追ってずっと見ていたから
子供たちとそういう会話をした朝でした。

待ちに待った卒業式。
もう息子はずっと遠足前の小学生状態で
次に行く学校のことばっかり考えてるから、
卒業式のプリントも出すのを忘れていて
私はほんの数日前に卒業式の日程と時間を知ったというしまつ。
まあ、おおよそこの日だというのは
役員会で聞いていたからいいんですけど〜〜〜

今日で中学の制服を着るのも最後になります。

会場で受付をしたら、プログラムと一緒に封筒を渡されました。
両親にあてた手紙だそうで、私のはもちろん私だけ宛でしたが。
控え室にいるときにどれどれ…と読むと
便せん半分にも満たない手紙には

「俺の行きたい学校へお金がかかるからと反対しないで
行きたいところに行きなさいと言ってくれてありがとう」
「なるべく家に負担かけないようにするから」
「早く家を助けてあげられるようになります」とか

あんたの心配は家計のことばっかかよ?と思うような内容で
苦笑してしまいました。

よくある「お母さん。育ててくれてありがとう」みたいな
感動の文面を期待してた私は見事空ぶった気分。

でもそれがすごく、ひねくれた性格の彼らしくて
苦笑しながら泣きそうになりました。
まだ式は始まってもいないんだぞ、と必死に我慢しましたよ。

小さな中学校なので3年生は全員で40名程度。
式典はホントにあっという間に終わりました。
名前を呼ばれて返事をした声で
今は似ても似つかぬ小学生時代のかわいい声の返事を思い出すわ
卒業証書を受け取りに壇上に上った姿を見たり
証書を受け取って戻ってくる顔だったり
なんか泣けてきちゃって既に私はズビズビ。
女子生徒が泣き出す声にまたもらい泣きしたり。

式典が終わり、玄関前に出て卒業生を迎えて
恒例の写真撮り大会になって
私もいろいろ撮っていましたけど

息子に「一緒に撮ってよ」というと
「えー…いいけど」とものすごい嫌そう。

ちょうどそのとき近くにいた息子の友人が
お母さんに同じく「一緒に撮って」と言われて
「え、俺絶対嫌やし」と逃げようとするのを見て
息子が

「お前バカやなー
一緒に写真撮るのは親孝行やぞ。」

と、うちとお互い写真の撮りっこするのに説得してました。
なんかそれがすごく嬉しくて
写真嫌いでひねくれ者の息子が、いやいやだけどおかーさんのためやし、と
一緒に写ってくれようと考えてくれてるのが嬉しくて

撮ってもらった写真は
息子はなんか不機嫌そうだけど
私はものすごいにやついてる写真になりました。
宝物になりました。(恥ずかしいんでのせませんが)

仲間たちとの写真も撮って
帰りは彼が毎日通った通学路の遊歩道を一緒に歩きました。
卒業_b0020028_4124685.jpg


この道のここがこうなんだよ、とか
この眺めを毎日見てた、見飽きたなあ、とか
この融雪装置は飛びすぎてここで必ず制服濡れるんだ、とか
取り留めない話をしながら私の歩調に合わせて
ゆっくり歩いて行きました。

中学に上がったばかりの頃は私より小さかった彼の身長は
見事に180センチ越えるまで大きくなって
もうすぐおとーさんの身長にも近づいてきつつあります。
そして彼は次のステップに上がります。
自分で学びたいと決めた学校に。

「いい天気だねえ」
「良かったあったかくなって」

とのんびり会話した後

「東北の方も早くあったかくなるといいね」
とぽつんと言った息子がとても優しく感じました。

今この言葉を言うのはとても苦しいけど
やっぱり今日は言わせてください。

卒業_b0020028_4132293.jpg



卒業おめでとう、息子よ。
君の行く道に幸あれ。
# by joribox | 2011-03-12 03:31 | 親バカ | Comments(6)

胸が痛いです

忙しい仕事のさなか、今日がんばってこなせば
明日は息子の晴れの卒業式だ、なんとか出席できるぞ。

………そう思いながら仕事していました。

息子も帰ってきて「いけね〜散髪行かなきゃ」とあわてて髪を切りに行くのに
ほのぼの明日の卒業式のことや予定なんかを
話して送り出したあとでした。


ほんの少ししか感じなかったので、「あれ?」と思った程度。

何気なくツィッター開くと
関東方面の人と北海道の人が「地震だ!ひどい揺れ!」という書き込み。

テレビをつけて、宮城のひどい地震を知りました。
そして津波…見ながら口を押さえてしまうひどい映像。

髪を切り終えて帰宅した息子は
バスに乗ってたので揺れは感じてなく、
帰ってきてニュースを見てびっくり。

友人にメールとか電話!と思いましたが
これはもう非常事態だと、すべてを我慢。
メールとツィッターとニュースを見て
無事を祈るのみ。

なんとか納品を終えて、その間もずっと情報を見る。
刻一刻と増えて行く行方不明者や死者。

帰宅前に友人のごはん屋さんに行くと、
いちばん上の娘さんが埼玉にいると
半泣きになっていました。
母は心配でたまりません…
無事がわかりほっとしていました。

私も友人たちの無事を祈りつつ、
夕方くらいに一度だけメールを送りました。
かなりな時間が経って全員無事とわかり、ほっとはしたものの

ニュースを見ながら祈るような気持ちになりました。

そして原発の事故。
これが本当に恐ろしい状況になったらと
なんとか…なんとかもって、と祈ってしまいます。

天災は本当に怖い。
原発は突き詰めれば人災だろうけど
今はそんなこと言ってる場合じゃない。

まずは何か出来ることが無いか。
いくつか検討してタイミングを見る。

こんなときに悪質なデマを流す人もいます。
バカじゃないのかと思う。
情報が何より必要なのに。

無事を祈ってます。今はそれしか出来ないけれど。
胸が痛いです。
ホントに、ホントに祈ってます。


明日の息子の卒業式。

晴れ晴れとした気持ちというわけにはいかなくなったけど

「未来」に希望をつなげる思いを祈りたい。

がんばってください。
# by joribox | 2011-03-11 01:17 | Talk | Comments(2)